暫くは注目されていなかったのですが、2000年を過ぎてから再生産され、レギュラーパーツにラインナップ
   されていますね。特徴は、ポールピース12コがすべて調整可能になっている(通常は6コ)。
   私はGIBSON LES PAUL CUSTOM '68(Custom Collection)に載せてみたのですが、もともと載っていた
   '57 Classicと比較すると、中高域に存在感が出てドライブ度がアップしましたね。セッティングにもよる
   と思いますが、パワーコードなどバッキング時は荒い歪み感があるのですが、リード(ソロ)時には適度な
   荒さを残しながら、きめ細かく歪み、思ったより暖かい音色でトレブリーな感じはしません。パワーのある
   ピックアップはドライブ度が増す分、ダイナミックレンジが失われがちですが、この「DIRTY FINGERS」は
   程よくコンプレッションされ、JOHN SYKES のトーンに近づき良い感じです。
   特に高音域(1弦15〜22Fのチョーキング時のトーン)が似ていると感じます。

   JOHN SYKES ファンなら一度は、試しても良いと思います。